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デスクワークから来る巻き肩と頭が前に出ることから来る後頭下筋群の過緊張

執筆者の写真: たなか接骨院
たなか接骨院
7月28日
読了時間: 5分

八尾市の河内山本でデスクワークから来る

肩こりなどの不調を調整する整体院の田中幸司です。



パソコン作業中に背筋をピンと伸ばして良い姿勢を保とうと努力している方ほど、首の特定部位に過剰な負担かけていることがあります。


体幹のインナーマッスルの不活性な状態で意識的に形だけ綺麗な姿勢を維持しようとすると、筋肉は急速に疲れ、その反動として胸郭後ろに倒れるのと巻き肩を定着させます。


この姿勢崩壊を放置すると、首の深いところにある筋肉群が硬化し、眼精疲労や後頭部・眼窩奥の痛み、更にはめまいへと発展します。


今回は、姿勢異常が首の付け根に及ぼす解剖学的な理由と、それに伴う神経・血管系の病態生理について深く解説します。


察してる方もいると思いますが、この短いブログはかなり専門的になってるので、見ても面白くないです。


目次


※まずはじめに

首の付け根の過緊張を緩めるための具体的な『筋肉のほぐし方について』は、以下のリンク先で公開しています。



体幹不活性と巻き肩が誘発する頭部前方突出と後頭下筋群の過負荷

デスクワークにおいて意志の力だけで脊柱の生理的曲線を維持し続けることは、極めて困難です。


インナーマッスルによる支持基盤が不十分なまま背筋を伸長させると、表層の目に見える大きい筋肉が過剰に駆動して早期に筋疲労を起こします。


その結果、体幹は代償的に背中が丸くなるのを強め、肩甲骨は内旋・前傾して「巻き肩」へと移行します。


巻き肩の定着は、肩甲帯上の頭頚部の位置以上を大きく変容させます。


胸郭の上にあるべき頭部が前方へ変位する「頭部前方突出」が生じると、頭部重量(約4〜5kg)によるモーメントアームが著しく拡大します。


この前方への回転モーメントに対抗するため、後頭骨と上位頸椎(C1-C2)を繋ぐ「後頭下筋群(大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋)」には、常時強烈な伸張性収縮(エキセントリック収縮)が課されます。


持続的な筋緊張は筋内圧を高めて毛細血管を圧迫し、局所の虚血状態と代謝産物の蓄積を引き起こして筋線維の微小損傷や筋硬縮を形成します。



後頭下筋群の硬化が及ぼす神経・血管系への影響

後頭下筋群の解剖学的特性は、単なる首のこりを超えて多角的な臨床症状を引き起こす原因となります。


第一に、眼精疲労との神経生理学的関連です。


後頭下筋群は単位重量あたりの筋紡錘密度が全身で最も高く、眼球を動かす外眼筋と「頚眼反射」を介して強い協調関係にあります。


視線を移動・固定する際、後頭下筋群は微小な緊張制御を行っています。


そのため、デスクワークによる視神経の酷使は外眼筋を通じて後頭下筋群の過緊張を及ぼし、逆に後頭下筋群の硬化は外眼筋の負荷を高めて重度の眼精疲労を相互に増幅させます。



第二に、神経・血管の絞扼による緊張型頭痛の発生機序です。


後頭下筋群の深部および表層には、大後頭神経(C2後枝)や大後頭動脈が走行しています。


同筋群が過緊張・硬縮を起こすと、これらの神経・血管が物理的に圧迫・牽引されます。


結果として、後頭部から頭頂部、さらには眼窩奥へと放射する大後頭神経痛や、広範囲な頭部筋膜の過緊張に伴う緊張型頭痛が発現します。



第三に、自律神経系および固有感覚の誤作動による頚性めまいです。


高密度な筋紡錘から出力される頭部位置の受容器情報が筋硬化によって歪められると、耳や視覚から得られる空間認識情報との間に感覚納品矛盾が生じます。


脳幹はこの情報矛盾を平衡覚の不全と認識し、浮動性のめまいや不快感を誘発するのです。



深層筋の硬化と骨格アライメント異状に対する検査および構造調整の必要性

後頭下筋群への局所的なアプローチのみで症状が再発する背景には、深層にある筋肉の効果や、全身的な骨格アライメントの構造異常が存続している問題が存在します。


骨盤の後傾や胸椎の可動域制限が放置されている状態では、起立や着座のたびに物理的重力線から逸脱した頭部を支えるため、後頭下筋群へ即座に過剰負荷が再代償されます。


当院では、静的姿勢の観察にとどまらず、関節運動時の連動性を評価する検査を重視します。


頚椎の回旋制限のみならず、胸郭の動き、肩甲骨の動き、骨盤の歪みなどを分析し、筋膜の深層癒着部位と運動連動性の不全を特定します。


手技療法により、過緊張を起こした深層筋群の固有受容覚をリセットし、骨盤・脊柱から頚椎に至る解剖学的アライメントを正しく調整することで、後頭下筋群へのストレスを根本から減らします。


神経伝達と体液循環の正常化こそが、慢性的な眼精疲労や頭痛の連鎖を断ち切る確実な解決策となります。



本日は以上です。


わからないことがあれば、お気軽にお聞きください。


本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


あなたの悩みを聞かせてください。

悩みに全力で応えて痛みに対して全力で施術します。


何となくしんどいから『なんか知らんけど、いつも調子良いわ!』っていう状態にする

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