寝ても疲れが抜けないのは「血流」だけ?筋ポンプと水分状態から見る肩こり
- たなか接骨院
- 8月25日
- 読了時間: 4分
八尾市の河内山本でデスクワークから来る
肩こりなどの不調を調整する整体院の田中幸司です。
「8時間寝たのに朝から体が重い」
「夕方になると疲労感と一緒に肩までガチガチになる」
こうした状態を、僕は単純に「疲労物質が流れていないだけ」とは考えません。
疲労感には、睡眠、ストレス、活動量、栄養、水分状態など複数の要素が関係します。
その中で、デスクワークの方に特に注目してほしいのが、長時間座ることで起こる血流と筋活動の変化です。
目次
セルフケアの方法を先に知りたい方は、専門用語を使わずに解説したこちらの記事をご覧ください。
ここからは、専門的な視点からさらに深掘りします。
座りっぱなしで問題になるのは「血液がドロドロになる」ことではない
脚の筋肉は、収縮と弛緩を繰り返すことで静脈血を心臓側へ戻す骨格筋ポンプとして働きます。
歩く
立ち上がる
足首を動かす
こうした動きが少なくなると、骨格筋ポンプを使う機会も減ります。
実際、長時間座り続けると下肢の血管機能が低下し、途中で脚を動かすことで静脈血流や血管機能の低下を抑えられることが報告されています。
だから僕が軽い運動を勧める理由は、「体内に溜まったゴミを一気に流すため」ではありません。
筋肉を動かすと、その筋肉が必要とする酸素やエネルギー量に合わせて血流が調整されます。
これには筋代謝だけでなく、血管内皮や筋ポンプなど複数の仕組みが関わっています。
一日中動かなかった体では、「寝転んで休むこと」だけでなく、適度に筋肉を動かすことも回復を考えるうえで重要です。
水分補給は「血液をサラサラにするため」ではない
もう一つ大切なのが、水分状態です。
水分は血液量や体温調節など、体の恒常性を保つために欠かせません。
ただし、「水を飲めば血液がサラサラになり、疲労物質が尿から排出される」というほど単純な仕組みではありません。
脱水が進むと、疲労感が強くなったり、注意力や気分へ影響したりすることが報告されています。
一方で、すでに十分な水分を取れている方が、さらに水を大量に飲めば疲労感が比例して減るわけでもありません。
僕が見てほしいのは「毎日何リットル飲んだか」よりも、長時間ほとんど水分を取らずに仕事をしていないか、汗をかいた後も補給せずに過ごしていないかという部分です。
水分補給は疲れを消す特別な方法ではなく、体が本来の働きを保つための土台と考えた方が分かりやすいです。
肩こりを見るときも「肩の血流」だけでは判断しません
長時間座り続けると、首・肩・腰の不快感が増えやすいことが報告されています。
特にデスクワークでは、同じ姿勢を長く続けること自体が負担になります。
ただし、「肩の血流が悪いから肩こりになる」これだけで説明するのも不十分です。
僕が八尾市で肩こりのお客様を見るときは、頚椎や肩甲骨だけではなく、胸椎、骨盤、呼吸、下半身の動きまで確認します。
肩をすくめたまま仕事をしていないか。
胸椎が動かず、首だけでパソコン画面を追っていないか
立ち上がったときに股関節や脚がしっかり使えているか
同じ「肩が重い」という症状でも、体の使い方が違えば見るべき場所も変わります。
だから、疲労や肩こりを考えるときに大切なのは、「何を流せばいいか」ではありません。
動かなかった体をどう動かし、水分を含めた体内環境をどう保ち、肩だけに負担が集中しない状態を作るか。
僕はそこまで含めて、お客様の体を見るようにしています。
なお、十分に睡眠を取っても強い疲労感が長期間続く、息切れ、動悸、発熱、急な体重変化などを伴う場合は、「血流の問題」と自己判断せず、医療機関へ相談してください。
本日は以上です。
わからないことがあれば、お気軽にお聞きください。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたの悩みを聞かせてください。
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何となくしんどいから『なんか知らんけど、いつも調子良いわ!』っていう状態にする
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