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デスクワークで背中が痛いのはなぜ?肩甲骨だけを揉まない理由

執筆者の写真: たなか接骨院
たなか接骨院
2019年2月15日
読了時間: 10分

更新日:9月14日

こんにちは。


八尾市の河内山本でデスクワークから来る肩こりなどの不調を調整する整体院の田中幸司です。


本日も数あるブログの中より、当整体院のブログを選んでいただき、本当にありがとうございます。



「夕方になると、肩甲骨の内側がズーンと重い」


「背中の同じところを、いつも指で押したくなる」


「マッサージを受けるとラク。でも仕事をするとまた戻る」


デスクワークをしていて、こんなことはありませんか?


「猫背やからかな?」「姿勢が悪いから背中が痛くなるんかな?」と思う方が多いと思います。


確かに、長時間同じ姿勢で仕事をすることは、背中への負担を考える一つの材料です。


ただ僕は、「姿勢が悪いから背中が痛い」だけでは終わるには気が早いと思います。


反対に、「背中が痛いけど、原因は別の場所です」とも簡単には言えません。


目次


今回は、デスクワークで背中や肩甲骨の内側が気になる方に向けて、僕が背中だけではなくカラダ全体を見る理由をお伝えします。



デスクワークでは「背中を使っていない」のに、なぜ重くなる?


パソコン仕事をしている時に、「今日は背中をたくさん動かしたな」と感じる方はほとんどいないと思います。


むしろデスクワークで背中を良く動かしてる時点で職場で「変な奴」扱いされそうなので出来ないと思ってます。


そして、デスクワークではむしろ逆ですよね。


イスに座る。

画面を見る。

キーボードを打つ。

マウスを動かす。


同じような姿勢を何時間も続けてます。


ここで考えてほしいのが、筋肉は、激しく動かした時だけ疲れるわけではないということです。


例えばスマホを手に持ってください。


スマホ自体はそれほど重くありません。


でも同じ位置で10分、20分と持ち続ければ、腕がだるくなってきますよね。


背中も似ています。


デスクワークでは、頭や腕を一定の位置に保ちながら仕事を続けます。


特にキーボードやマウスを使っている間は、両腕が体の前にあります。


その状態が長く続けば、首・肩・肩甲骨まわりなどに負担が集まることがあります。


だから僕は、「重たい物を持っていないから、背中には負担がかかっていない」とは考えられないんです。



「姿勢が悪いから」で全部説明できない


背中がつらい方に、「猫背だからですよ」「姿勢を良くしてください」という話はよくあります。


確かにそうれも考えられますし、仕事中の姿勢を見ることは大切です。


でも僕が気になるのは、姿勢の形だけではありません。


どれくらい同じ姿勢を続けているのか?

途中で立っているのか?

右手でマウスを何時間使っているのか?

モニターは正面にあるのか?

ノートパソコンを下向きで見続けていないか?

休憩時間もスマホを見ていないか?


こうした部分も考えてます。


例えば、背筋をピンと伸ばした「きれいな姿勢」でも、力を入れて2時間ほとんど動かなければ疲れます。


そもそも意識しないといけない時点で、結構疲れてしまいます。


だから、「悪い姿勢を良い姿勢に直せば終わり」とは限りません。


どんな姿勢か+その姿勢でどれくらい過ごしているかをセットで考える必要があるんです。



肩甲骨の内側が痛くても、そこだけを見ない


デスクワークのお客様から、「ここなんです」と肩甲骨と背骨の間あたりを指さされることがあります。


指をさすぐらいなので、そこを揉んでほしくなりますよね。


実際にその周辺が張っていることは十分あるので、揉んでもらっても良いです。


ただ僕は、「ここが硬いですね。では、ここをほぐしましょう」だけでは終わらせるつもりはありません。


例えば、座った状態で、首を右と左に向く、体を左右に捻る、腕を上げるといった動きを確認します。


すると、「背中がつらい」と言っていても、右より左の方が首を向きにくい、片側だけ腕が上げにくい、体を片方へ捻りにくい、という違いが見つかることがあります。


だからといって、「腕が上がらないから、腕が原因です」とも言えません。


僕が言いたいのは、背中がしんどいという一つの症状に対して、カラダ全体が今どう動いているのか

です。



デスクワークなら「腕」もかなり見ている


背中のブログやのに腕?と思うかもしれません。


でも、パソコン仕事を一日思い浮かべてみてください。


キーボード、マウス、スマホ、書類、電話、仕事中、腕や手はかなり使っています。


特にマウスは片手で使うことが多いですよね。


右手で何時間も操作しているのに、「背中がしんどいから背中だけ」という見方では、その人が実際にしている仕事と合わないことがあります。


だから背中や肩甲骨まわりが気になるお客様でも、腕や手まで確認することがあります。


これは、決して「背中の原因は腕です」という話ではありません。


仕事で実際に使っている場所まで見るのが大事というだけの話しです。


症状の場所から考えるのではなく、その人の一日から考える。


僕はこの考え方を大切にしています。



背中なのに脚まで施術することもある


さらに、僕の院では背中がしんどい方でも脚から全身を緩めることがほとんどです。


これも、「背中の痛みの原因は脚」と決めているわけではありません。


デスクワークでは上半身だけでなく、腰や脚も長時間同じ状態になります。


体は背中だけを切り離して使っているわけではありません。


立つ、歩く、座る、体を捻る、腕を上げる、こうした動きは、いろいろな場所が一緒に動いて作られています。


だから僕は、背中だけを強く揉むより、脚から腰、背中、腕、首、肩甲骨まわりと、全身を見ながら進めることがあります。


必要であれば、足首などの関節も確認します。


施術方法も全員同じではありません。


「背中が痛い人にはこの施術」と最初から決めないようにしています。



揉んでラクになるなら、マッサージを否定する必要はない


「背中を揉んでもらったら、その日はラクでした」


それなら、僕はマッサージが間違いだったとは思いません。


ラクに過ごせたのであれば、一つの選択肢になっています。


僕が気になるのは、その後です。


次の日の仕事はどうだったのか?

何時間パソコンをしたら重くなったのか?

数日は気にならなかったのか?

仕事が忙しい日だけ戻ったのか?

休日も同じように気になるのか?


同じ、「また戻りました」でも中身はかなり違います。


だから僕は、施術直後に「軽くなりました」だけで判断していません。


次の日、仕事中、帰宅後、休日を過ごして、どうだったかまで聞きながら、次の体の見方を考えます。



昔の僕は「背中が痛ければ冷やす」と書いてた


この記事を最初に書いた頃の僕は、「背中の筋肉を使いすぎている場合も、背骨の動きが悪い場合も冷やしてください」と書いていました。


今は、背中がしんどい方全員に同じ方法を勧めていません。


「背中が痛い」という言葉は同じでも、状態が違うからです。


筋肉を使いすぎたように感じる人。

長時間動かずに重くなる人。

何かの動作をした瞬間から痛くなった人。

転んだ後から痛い人。

全く何もしていないのに急に強く痛くなった人。


これを全部、「背中の痛みだから同じセルフケア」にはできません。


今の僕は、対処法を先に決めるより、まず状態を確認する方を大切にしています。



背中の痛みだからこそ「整体で見ていいか」も考える


背中がつらい時、「肩甲骨の内側の筋肉が凝っているだけ」と思ってしまうことがあります。


多くは仕事や日常生活の中で感じる背中の張りかもしれません。


ただ、背中には筋肉や背骨以外の状態によって痛みが出ることもあります。


例えば、経験したことのないような激しい胸や背中の痛みが突然出た。


でも、ほっといたらいつの間にかマシになったという話しを聞きます。


この場合は、「肩甲骨が凝ったかな」と揉んで様子を見る症状ではありません。


大動脈解離など、緊急の治療が必要な病気でも突然激しい胸や背中の痛みが出ることがあります。


のんびりしてられないもので、すぐに救急要請が必要な症状です。


また、転倒した後から背中が強く痛む。

脚にしびれや力の入りにくさが出てきた。

歩きにくくなった。

排尿しにくいなどの変化がある。

安静にしていても強く痛む。


こういった状態も、まず医療機関で確認してもらう方がいい場合があります。


特に骨が弱くなっている方では、強く転んでいなくても背骨の骨折が起きることがあります。


僕は、「背中が痛いなら何でも整体」とは考えていません。


整体で見ていい状態なのか。

先に医療機関で確認した方がいいのか。


そこを分けることも、この仕事では大切だと思っていますし、疑わしいものは先に医療機関で受診していただく方が良いです。



「背中の痛み=怖い病気」でもない


ここまで読むと、「背中が痛いだけでも怖い病気を心配した方がいいの?」と思う方もいるかもしれません。


ただ、そういう意味ではありません。


僕が伝えたいのは、普通の背中の重さと、急いで医療機関へ行くべき症状を同じにしないということです。


例えば、「パソコンを2時間すると徐々に重くなる」「休みの日は仕事の日よりラク」「背中を動かすと感じ方が変わる」と、「突然、経験したことのない激痛が出た」では話が違います。


逆に、「何日も続いているから危険」「揉んでも戻るから内臓の病気」とも決められません。


不安を煽るのではなく、分からないことは必要な場所で確認する。


それで良いというか、その方が良い思っています。



僕が見たいのは「背中の痛い場所」だけではない


夕方になると背中が重い。

肩甲骨の内側を押したくなる。

仕事が終わる頃には、背中を反らして伸ばしたくなる。


そんな状態が続いているなら、「猫背だから」だけで終わらせず、一度その日の体の使い方を振り返ってみてください。


何時間座っていたのか?

腕や手をどう使っていたのか?

首はどちらを向きやすいのか?

背中や腰はどう動くのか?

脚まで含めるとどうなのか?

そして、何をすると背中が気になるのか?


八尾市で整体を探している方にも、「痛い場所を揉んでもらう場所」だけではなく、自分では分からない体の使い方を一緒に確認する場所として整体を知ってもらえればと思っています。


背中が少しラクになる。


もちろん、それも大事です。


でも僕がその先で見たいのは、


仕事が終わった後にも少し余裕がある。

帰宅してから「背中しんどいな」とソファに横になる時間が減る。

休日に疲れを残しにくい。


そんな普段の生活です。


「背中が痛いから、背中を揉めばいい」と考える前に「今日、自分の体はどう使われていたんやろ?」

と少し広く見てみる。

それでも自分では分からない時は、背中だけではなくカラダ全体を確認してもらうのも一つの方法です。



参考資料

・日本整形外科学会「胸椎(せなか)の症状」

・日本整形外科学会「脊椎椎体骨折」

・国立循環器病研究センター「大動脈瘤と大動脈解離」



本日は以上です。


わからないことがあれば、お気軽にお聞きください。


本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


あなたの悩みを聞かせてください。

悩みに全力で応えて痛みに対して全力で施術します。


何となくしんどいから『なんか知らんけど、いつも調子良いわ!』っていう状態にする

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