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坐骨神経痛?お尻から脚の痛み・しびれで最初に確認したいこと

執筆者の写真: たなか接骨院
たなか接骨院
2019年3月1日
読了時間: 9分

更新日:10月9日

こんにちは。


八尾市の河内山本でデスクワークから来る肩こりなどの不調を調整する整体院の田中幸司です。


本日も数あるブログの中より、当整体院のブログを選んでいただき、本当にありがとうございます。


「お尻が痛いと思っていたら、太ももまでジンジンしてきた」


「長く座っていると、脚までしびれてくる」


「これって坐骨神経痛?それともヘルニア?」


こんな症状が出ると、不安になりますよね。


特に今まで腰痛くらいしか経験がなかった方なら、「神経が悪くなってる?」「手術になるんかな?」と考えてしまうかもしれません。


まず知ってほしいのは、「坐骨神経痛」は一つの病気の名前ではないということです。


「何言ってんの?坐骨神経痛ってテレビでもよく聞くし病気のなまえじゃないの?」って思うかもしれないですが、何かの病気が出してる症状の一つでしかないということなんです。


目次



今回は、お尻から太もも・ふくらはぎなどに痛みやしびれが出た時に何を確認すればいいのか?

病院を優先した方がいいのはどんな時か?

整体では何を見るのか?


僕なりの考えを伝えします。



坐骨神経痛とは「症状についた名前」


坐骨神経は、腰から出た神経が集まりで、お尻から脚へ伸びていく太い神経です。


その神経が通る範囲に沿って、お尻が痛い、太ももの後ろや外側が痛い、ふくらはぎまで痺れる、脚に電気が走るような感じがするといった症状が出た時に「坐骨神経痛」と呼ばれることがあります。


つまり「坐骨神経痛ですね」と言われただけでは、何が起きているのかまでは分かりません。


背景には、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、坐骨神経周辺への負担など、いろいろな可能性があります。


股関節など、神経そのものとは別の場所から似た痛みが出ることもあります。


だから僕は、「坐骨神経痛だから、この筋肉をほぐせばいい」とは考えません。


近年、整体をされてる先生の広告の中には「長年動くのも憂鬱で悩んでた坐骨神経痛、なんとかします。」みたいな広告を見かけますが、正直の僕自身はホンマに?って思ってます。


それは僕の方が技術が上とか、そんな事を言いたいのではなく、自分が本当に見て良い範囲かどうかということです。


くどいですが、坐骨神経痛は症状名であって、病気ではないので病気が隠れてる可能性の方が高いんです。


だからこそ、整体で体を見る前に、医療機関で確認してほしいケースがあります。


例えば、脚に力が入りにくくなってきた。

つまずき方が急に増えた。

足首や足の指を動かしにくい。

両脚に強いしびれや脱力が出てきた。


こうした神経症状が強くなっている場合です。


さらに、尿が出にくい、急に漏れる、便をコントロールしにくくなった、お尻・股の間・陰部周辺の感覚がおかしい。


このような症状を、強い腰痛や脚の痛みと一緒に感じた場合は、様子を見ず早めに医療機関で確認してください。


まれですが、腰の神経が強く圧迫される「馬尾症候群」など、急いで対応が必要になる状態もあるからです。


「坐骨神経痛っぽいから、とりあえず整体へ」ではなく、先に病院で確認するべき症状を見逃さない。


ここは本気で大事にしてください。



「レントゲンでは異常なし」なら何もない?


元の記事では、「整形外科でレントゲンを撮って、『骨に異常はありません』と言われ、湿布や痛み止めをもらったけれど不安が残った。」という流れを書いていました。


こういう経験をした方はいると思います。


ただ、「レントゲンで大きな骨の異常が見つからなかった」ことと、「症状の理由がすべて分かった」ことは同じではありません。


レントゲンは骨の状態を見ることには向いています。


一方、椎間板や神経などを詳しく調べる場合には、症状や診察結果によってMRIなど別の検査が検討されることがあります。


逆に、全員がMRIを撮ればいいわけでもありません。


画像に変化があっても、症状と必ず一致するとは限らないですし、「画像に何か写った=全部それが原因」とも、「レントゲンで異常なし=何も問題なし」とも決めない方がいいと思います。


そして、同じ「坐骨神経痛」と言われた方でも、話を聞くとかなり違います。


例えば、座っているとお尻から太ももがしびれる人。

立っている方がつらい人。

歩き始めは大丈夫なのに、しばらくすると脚が痛くなる人。

前かがみになるとラクな人。

反対に、座って前へかがむとつらい人。

朝が強い人。

仕事の後に強くなる人。


それぞれ状況が違いますよね。


だから僕なら、「どこが痛いですか?」だけではなく、何をすると出るのか?何分くらいすると出るのか?どこまで広がるのか?むとどうなるのか?を聞きます。


症状の場所だけではなく、出方まで見た方が、体を考える材料が増えるからです。



デスクワークなら「座っている時間」も一つの情報


50代のデスクワークの方なら朝から夕方まで、ほとんどイス椅子に座ってるという日もあると思います。


そして夕方になると、腰が重い。

お尻が痛い。

太ももまでジンジンする。


すると、「姿勢が悪いからや」と思いやすいと思うんです。


でも僕は、「猫背だから坐骨神経痛になった」と理由を一つに決めません。


姿勢の形だけでなく、何時間座っていたのか?

途中で立っているのか?

左右どちらへ体重をかけやすいのか?

仕事中に症状がどう変わるのか?


きれいな姿勢で座っていても、長時間ほとんど動かなければ体への負担は続きます。


姿勢を完璧に直すことより、症状が出る条件を知ることを優先します。



僕の院でも「坐骨神経痛ですね」で施術を始めない


僕の院では、画像を見ていない状態で、「ヘルニアです」「狭窄症です」とは言いません、というか、そんな診断できません。


そもそも僕では診断できないです。


そのうえで、施術の対象として見られる状態なら、座った状態で体を左右へ捻る。

首を左右へ向く。

腕を上げる。

立った時の状態を見る。

脚や股関節の動きも確認する。

必要に応じて足首なども見ます。


「脚がしびれるのに、なんで首や足首まで見るの?」と思うかもしれません。


でも僕が見たいのは、痛い場所だけではなく、その人が全体としてどう動いているのかです。


もちろん「全身の歪みが坐骨神経痛の原因です」という意味でもありません。


原因を一つに決めず、今の体で動きにくいところや、左右で違うところを確認していきます。



自分で何をすればいい?まず「強く伸ばす」はしなくていい


お尻や脚がしびれると、「坐骨神経ストレッチ」「梨状筋ストレッチ」などを検索する方も多いと思います。


調べてもだいたいが、似たようなストレッチです。


ただ、坐骨神経痛という名前だけで、一つのストレッチを全員に勧めることはできません。


人によっては伸ばした時に症状が強くなることもあります。


だから、「痛いけど効いている気がする」と無理に引っ張る必要はありません。


まずは、どの姿勢がラクか?

座り続けると悪化するのか?

少し歩いた方がラクなのか?

歩くと悪化するのか?


日常生活の中で確認してみてください。


痛みを我慢して運動する必要はありません。


但し、ずっと横になっていれば必ず早くラクになる、とも限りません。


症状が強くない範囲では、日常の動きを完全に止めず、できる範囲で普段の生活を続ける考え方もあります。


動くほどしびれが強くなる、力が入りにくいなどの変化がある場合は、無理せず医療機関へ相談してください。



「何個当てはまったか」で体は判断できない


昔のこの記事には、猫背、靴底の減り方、横向きで寝る、あぐら、朝のだるさ、などをチェックして、当てはまった数によって危険度を分ける表を載せていました。


今は、この方法はではなく、例えば、横向きで寝ることと坐骨神経痛があること。

靴底の左右差と神経の圧迫。


これを点数にして、「8個だから危険」「2個だから大丈夫」とは判断できないからです。


むしろ、チェックが1個しかなくても、脚の力が急に入りにくくなっているなら病院で確認した方がいい場合があります。


逆に、姿勢のクセがいくつあっても、それだけで病気とは言えません。


数ではなく、症状の内容を見る。


昔の記事から、僕の考えが大きく変わった部分です。



痛みがラクになることだけをゴールにしない


坐骨神経痛のような症状が出ると、まず、「この痛みを何とかしたい」と思います。


当然です。


でも、その先も見たいと思っています。


仕事で1時間座れるようになった。

スーパーまで歩いても脚が気になりにくくなった。

電車で出かけられた。

休日に家族と買い物へ行けた。

朝、脚のことを考えず起きられた。


こういう変化の方が、生活では大きいですよね。


八尾市で整体を探している方にも、「坐骨神経痛を治してくれる所」だけを探すのではなく、今の症状をきちんと確認し、必要なら病院を勧め、そのうえで生活まで見てもらえるかという視点も持ってほしいと思っています。



「坐骨神経痛だから」で終わらせない


お尻から脚が痛い。

しびれる。


こうした症状が出た時に、「坐骨神経痛やから仕方ない」で終わらせる必要はありません。


反対に、「全部姿勢のせい」「骨盤が歪んでいるから」と決める必要もありません。


まず、どこまで症状が出るのか?

何をすると強くなるのか?

力の入り方に変化はないか?

病院で確認した方がいい症状はないか?


そして、医療的に大きな問題が否定されたうえで、「それでも座っているとつらい」「歩くと片側だけ気になる」という場合は、カラダ全体の動きや生活の中での負担を確認してもらう。


僕なら、この順番を大切にします。



参考資料

・日本整形外科学会「坐骨神経痛」

・日本整形外科学会「しびれ(病気によるもの)」

・日本整形外科学会「腰痛」

・日本整形外科学会「腰椎椎間板ヘルニア」

・腰痛診療ガイドライン改訂版

・NICE「Low back pain and sciatica in over 16s: assessment and management」



本日は以上です。


わからないことがあれば、お気軽にお聞きください。


本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


あなたの悩みを聞かせてください。

悩みに全力で応えて痛みに対して全力で施術します。


何となくしんどいから『なんか知らんけど、いつも調子良いわ!』っていう状態にする

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