50代で膝が痛いのは年齢のせい?膝だけを見ない理由
更新日:9月10日
こんにちは。
八尾市の河内山本でデスクワークから来る肩こりなどの不調を調整する整体院の田中幸司です。
本日も数あるブログの中より、当整体院のブログを選んでいただき、本当にありがとうございます。
50代で膝が痛いのは年齢のせい?
膝だけを見ない理由
最近、イスから立つ時に膝が気になる
駅の階段を下りる時だけ、膝に違和感がある
50代になったし、軟骨がすり減ってきたんかな?
膝が気になり始めると、こんなことを考える方も多いと思います。
確かに年齢は、膝を見るうえで無視できません。
でも僕は、「50代だから膝が痛い」とは考えません。
反対に、「膝が痛いけど、膝には問題がない。股関節や足首が原因です」とも簡単には言えません。
目次
今回は、50代になって膝が気になり始めた方に向けて、僕がなぜ膝だけではなく、股関節や足首、脚全体まで確認するのかをお伝えします。
50代の膝の痛みを「年齢だから」で終わらせない
膝が痛いと、「もう歳やから仕方ない」と言われることがあります。
確かに、年齢を重ねるにつれて膝の関節に変化が出ることはあります。
特に変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)は女性に多く、年を重ねるほど増えるとされています。
初めの頃は、「立ち上がった瞬間だけ痛い」「歩き始めだけ気になる」といったところから始まり、状態によっては階段や正座などがしづらくなることもあります。
だから50代で膝が気になり始めた時に、膝そのものを確認することは大切です。
でも、「50代だから」「軟骨がすり減っているから」だけで、その人の膝のしんどさを全部説明できるわけではありません。
実際に膝の状態を詳しく調べる場合は、動きや腫れなどを確認し、必要に応じてレントゲンやMRIなども使われます。
僕はそうした画像を見ずに、「あなたの膝は軟骨がすり減っているからです」と判断することはできません。
ただ、軟骨は年齢や性別にかかわらず、誰でも大なり小なりすり減っていくものです。
だからこそ、軟骨がすり減っていることだけで、膝の痛みの原因をすべて説明することもできません。
分からないものまで、分かったようには言わない。
これは僕が体を見る時に大切にしていることです。
昔の僕は「膝痛の原因は2つ」と考えていた
実は、この記事を最初に書いた頃の僕は、膝の痛みを大きく2つに分けていました。
一つは神経です。
もう一つは股関節や足首の動きです。
そして、「膝の内側が痛いなら、太もものこの辺りを揉んでください」というセルフケアまで紹介していました。
今もご来院いただいたお客様によってはそのような説明もします。
ただ、膝の内側が痛いという情報だけでは、「神経が原因です」とは分かりません。
膝には骨や関節だけではなく、半月板(はんげつばん)、靱帯(じんたい)、筋肉などいろいろな部分があります。
だから痛む場所だけを見て、「これは神経」「これは筋肉」と話だけで決めるのは、今の僕の考え方とは違います。
では、昔から考えていた「股関節や足首も見る」という部分は間違いなのか?
そこは今でも大事にしています。
膝だけで歩いているわけではない
例えば、イスから立ち上がってみてください。
膝だけを動かして立っているでしょうか?
違うのは分かると思います。
①体を少し前に倒す
②股関節が動く
③膝が伸びる
④足首も動く
そして、両脚で体を支えながら立ち上がります。
歩く時も同じです。
股関節
膝
足首
それぞれが動きながら一歩を作ります。
階段なら、さらに大きく脚を使います。
つまり、膝が痛い時に膝を見ることは必要。
でも、膝だけを見ればその人の動きが全部分かるわけではない。
僕はそう考えています。
日本整形外科学会も、骨・関節・筋肉・神経などはそれぞれが連携して体を動かしていると説明しています。
だから僕も、膝が気になるお客様だからといって、膝だけを触って終わるとは限りません。
僕なら「いつ痛いのか」を先に聞く
同じ「膝が痛い」でも、困っている場面はかなり違います。
例えば、朝、立ち上がった時だけ気になる
仕事中は大丈夫だけど、帰りの階段がつらい
イスから立つ瞬間に気になる
長く歩いた日の夜だけ重い
自転車をこぐ時は大丈夫だけど、降りた後に違和感がある
こうした違いがあります。
僕が気になるのは、「膝のどこが痛いですか?」だけではありません。
「何をした時に気になりますか?」
こちらもかなり大事です。
なぜなら、お客様が困っているのは「膝に痛みがあること」だけではないからです。
階段を避けるようになった。
出かける時に歩けるか心配になる。
立ち上がるたびに膝を気にする。
旅行へ行っても、歩く距離ばかり考えてしまう。
僕が見たいのは、そういう生活の部分です。
デスクワークでも膝は「何もしていない」わけではない
僕の院で多いのは、デスクワークをしている方です。
デスクワークというと、「膝には負担が少ないのでは?」と思うかもしれません。
確かに、走ったり重い物を持ったりしているわけではありません。
でも、何時間もイスに座っていると、股関節や膝は曲がった状態が続きます。
そして仕事が終わると立つ。
歩く。
階段を使う。
自転車に乗る。
一日の中では、座っている時間と動く時間の差があります。
だから僕は、「仕事中は痛くないから仕事とは関係ない」とも決めません。
一日どう過ごしているのか?
どれくらい座っているのか?
仕事が終わった直後なのか?
帰宅してからなのか?
休日はどうなのか?
そんな話まで聞いていきます。
膝が気になる方でも脚から全身を見る
僕の院では、膝が気になる方でも脚全体を確認します。
股関節まわり、太もも、ふくらはぎ、足首必要に応じて腰や背中まで見ます。
そして、脚から全身を緩めていくこともあります。
むしろ全身に負担がかかっていることの方が多いので、緩めないことの方が少ないです。
ただし、「膝痛の原因は足首です」と言いたいわけではありません。
僕は「原因」を一つ見つけて当てにいくより、今この人の体がどう動いているのかを見ることを大事にしています。
例えば、膝を曲げ伸ばしした時はどうなのか?
足首は動きやすいのか?
股関節を動かした時はどうなのか?
左右の脚で違いはあるのか?
立った時の感じはどうなの?
いくつかを合わせて見ます?
必要があれば関節を調整することもありますが、最初から「膝痛だから、この矯正」と決めているわけではありません。
その人によって変えます。
「足首を柔らかくすれば膝はラクになる」とも限らない
以前のこのブログでは、「股関節と足首をストレッチしてください」とかなり簡単に書いていました。
今は、それも全員には勧めません。
例えば、足首が動きにくく見えても、それだけで膝の痛みの原因とは分かりません。
ストレッチをした方がいい人もいれば、強く伸ばさない方がいい状態もあります。
特に、すでに膝が腫れている。
何かをして急に痛くなった。
膝が伸びにくい。
歩くのもつらい。
こうした場合に、「とりあえずストレッチして様子を見よう」と自己判断するのはおすすめしません。
膝には変形性膝関節症以外にも、半月板や靱帯などさまざまな状態があります。
ケガによる膝の腫れや痛みでは、診察や必要に応じてMRIなどで詳しく確認することもあります。
僕の院でできることと、医療機関で確認した方がいいことは分けています。
「膝が痛い=軟骨がすり減った」と自己判断しなくていい
50代になると、軟骨がすり減ってきたんかな?」という心配も増えると思います。
確かに変形性膝関節症は、この年代以降で考える必要がある状態の一つです。
ただし、「階段で一度痛かった」「最近少し違和感がある」というだけで、自分で変形性膝関節症だと決める必要はありません。
反対に、「まだ歩けるから大丈夫」と決める必要もありません。
気になる状態が続くなら、まず整形外科で膝そのものを確認してもらう。
その結果を踏まえて、体の使い方や脚全体の負担を見ていく。
僕は、そういう順番も大切だと思っています。
整体と病院を、「どちらが正しいか」で考えるのは勿体ないです。
そもそも役割が違いますので、先に医療機関で確認した方がいいと思えば、そのようにお伝えします。
僕が見たいのは「膝の痛み」だけではない
膝がラクになる。
もちろん、それは大事です。
でも僕が本当に見たいのは、その先です。
仕事帰りに階段を見て、「エレベーター探そうかな」と考えなくて済む。
イスから立つたびに膝へ手を当てなくて済む。
買い物で少し歩いても、膝のことばかり考えない。
休日に、「歩くからやめとこう」と予定を変えなくて済む。
そういう毎日の余裕です。
だから僕は、「膝の痛い場所だけを施術して終わり」にはしたくありません。
膝そのものを見る。
必要なら医療機関で確認してもらう。
そして整体で見るなら、膝だけでなく股関節、足首、脚全体、普段の動きまで見る。
八尾市で整体を探している方にも、そんな考え方があることを知ってもらえればと思っています。
50代になって膝が気になり始めても、「もう年齢だから仕方ない」とすぐに決める必要はありません。
反対に、「膝じゃなくて足首が原因らしい」と別の場所を決めつける必要もありません。
まず、今の膝と体がどうなっているのかを確認する。
僕なら、そこから始めます。
参考資料
・日本整形外科学会「変形性膝関節症」
・日本整形外科学会「膝関節の症状」
・日本整形外科学会「整形外科に関するよくある質問」
わからないことがあれば、お気軽にお聞きください。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたの悩みを聞かせてください。
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