肩こりを揉んでもすぐ戻るのはなぜ?肩だけを見ない理由
更新日:9月2日
こんにちは。
八尾市の河内山本でデスクワークから来る肩こりなどの不調を調整する整体院の田中幸司です。
本日も数あるブログの中より、当整体院のブログを選んでいただき、本当にありがとうございます。
「マッサージを受けた日は軽かったのに、仕事をしたらまた肩が重い」
「肩を揉んでもらっても、数日すると元に戻ってしまう」
こんな経験はありませんか?
だからといって、僕は「肩を揉むのは意味がない」とは考えていません。
揉んでもらってラクになるなら、それも一つの方法です。
僕が気になるのは、「なぜ、また肩がしんどくなったのか?」という部分です。
肩を揉んでもすぐ戻るなら、揉み方が足りないのではなく、普段の生活に戻った時に肩へ負担が集まりやすい状態が残っているのかもしれません。
目次
今回は、八尾市で整体を探している方からも相談の多い「繰り返す肩こり」について、僕なりに普段どこを見ているのかをお伝えします。
肩がこっている=肩だけの問題とは限らない
デスクワークをしていると、首から肩にかけて重くなってくる。
すると多くの方が、「肩が硬いから肩を揉もう」と考えると思います。
もちろん肩の筋肉が張っていることはあります。
ただ、そこで僕が気をつけているのが、「肩が硬い=肩だけに問題がある」と決めつけないことです。
例えば、朝から夕方までパソコンを使う仕事を考えてみてください。
イスに座って、画面を見て、片手でマウスを動かし、両手でキーボードを打つ。
それを何時間も続けます。
仕事が終わる頃に肩が重くなっていても、肩だけを使って仕事をしていたわけではありません。
首、背中、腕、手、他にも長時間座っているので、腰や脚もほとんど同じ状態が続いています。
つまり、肩に感じているしんどさだけを見ても、その人の一日の体の使い方までは分からないんです。
長時間同じ姿勢を続けることなどは、肩こりにつながる要素の一つとして日本整形外科学会でも挙げられています。
だからこそ僕は、「肩がこっているから肩をほぐせば終わり」とは考えていません。
僕が最初に見るのは「どこが硬いか」だけではない
僕の院では、初めて来られたお客様にいきなり施術を始めるわけではありません。
まず、検査のため座った状態で体を動かしてもらいます。
例えば、「首を右と左に向いてみてください」「体を右と左に捻ってみてください」「腕を上げてみてください」というように、普段に近い状態で動きを確認します。
すると、「右は向きやすいけれど左は向きにくい」「体は右に捻れるけれど左は動きにくい」「片方だけ腕を上げにくい」といった左右差が見つかることがあります。
ここで大事なのは、「左を向きにくいから原因はここです」と決めつけないことです。
僕は病院の様にレントゲンやMRIを見ているわけではありません。
動きを見ただけで、体の中の状態まで断定することはできません。
ただし、「左右で動きが違う」「この動きをすると力が入りにくい」という、その場で確認できる事実はあります。
僕はそこから、「普段どんな座り方をしているのか」「仕事ではどんな動作が多いのか」「どのあたりに負担が集まっていそうなのか」を考えていきます。
肩を見る前に、まずその人のカラダ全体を知ることを大事にしてます。
肩こりなのに脚から施術することもある
初めて来られた方からすると、少し不思議かもしれません。
「肩がしんどいって言ったのに、なんで脚を触っているんですか?」と思われることもあると思います。
もちろん、肩や首も確認します。
ただ僕の場合、肩こりのお客様でも脚から全身を緩めていくことが多いです。
デスクワークというと上半身ばかりに目が向きますが、脚も長時間イスに座ったままです。
立ったり歩いたりする時のようには動きません。
だから、上半身だけを触って終わるのではなく、脚から腰、背中、腕、首、肩へと全身を見ていきます。
むしろ肩周りを触る時間は短いかもしれません。
必要であれば、足首などの関節の動きを確認して調整することもあります。
ただし、全員に全く同じ施術をするわけではありません。
「肩こりならこの筋肉を緩めればいい」「姿勢が悪いから骨盤を整えればいい」と、一つの答えにはめ込むことを僕はしません。
仕事も違えば、座っている時間も違いますし、家に帰ってからの過ごし方も違います。
当たり前かもしれないですが、同じ「肩こり」という言葉でも、その人の体は同じではないんです。
マッサージでラクになるなら、それ自体は悪いことではない
肩ではないところをほぐすというので、誤解してほしくないところなんですが、「マッサージに行っても戻るから、マッサージには意味がない」という話ではありません。
中には整体をしてる先生や整骨院の先生がマッサージは意味がないと意見を仰られることがありますが、僕はそうは思わないんです。
その時にラクになっているのであれば、その方にとって一つの選択肢にで良いんです。
人によってはこれから大事な時間だけど、カラダがしんど過ぎて集中できないから揉みほぐしてもらう方が良いという方も居るかもしれません。
必要に応じて体をラクにしたら良いんです。
そして、問題は「ラクになった後、何をしたらまた重くなったのか?」です。
翌日の仕事で戻ったのか。
3日後くらいから重くなったのか。
1週間は調子がよかったのか。
仕事が忙しかった日に一気に重くなったのか。
こういう情報は、実はかなり大切です。
僕も施術後の状態だけを見て、「動きやすくなりましたね。終わりです」とは考えていません。
その後の生活でどうだったのか?
前回から何日くらいラクに過ごせたのか?
どんな時にまたしんどさを感じたのか?
次に来られた時には、そういった話も聞きながら体を見ます。
僕が目指しているのは、施術ベッドから起き上がった瞬間だけラクになることだけではありません。
仕事が終わった時
家に帰った時
朝起きた時
休日を過ごしている時
そういう普段の生活の中で、少しでも体に余裕を感じられる時間が増えることの方が大事だと思っています。
「肩が重いから冷やす」とも今は一律には考えてない
実は、この記事を最初に書いた頃の僕は、「仕事で使った首や肩は氷で冷やしてみてください」と紹介していました。
今は、肩こりのお客様全員に同じように冷やすことを勧める考えではありません。
一口に「肩がしんどい」と言っても、状態は人によって違うからです。
日常的な肩こりについては、日本整形外科学会でも、同じ姿勢を長く続けないこと、適度に体を動かすこと、入浴や蒸しタオルなどで温めることなどが紹介されています。
だから、「肩が重い=とにかく冷やす」「肩が硬い=とにかく揉む」ではなく、今の自分の肩がなぜしんどくなっているのかを一度考えること。
僕はそちらの方が大切だと考えるようになりました。
肩こりだと思って決めつけないことも大切
もう一つ、お伝えしておきたいことがあります。
首や肩が重いからといって、すべてを「いつもの肩こり」と自己判断する必要はありません。
肩こりのような症状でも、頚椎や肩関節など別の状態が関係していることがあります。
僕自身も、「これは何でも整体で見ればいい」とは考えていません。
状態によっては、先に医療機関で確認してもらった方がいいとお伝えします。
何でも自分の院で施術することが正解ではありません。
分からないことを分かったように言わない。
約束できないことを約束しない。
これは当たり前のことですが、僕が体を見るうえで大切にしていることです。
肩を揉んでも戻るなら「肩以外」も一度見てみる
「肩が重ければ、肩を揉みたくなる」これは自然なことです。
それでラクになるなら、無理にやめる必要もないと思います。
ただ、「揉んでも翌日には戻る」「何度ほぐしても同じところがしんどくなる」という状態が嫌なのに続いているなら、見る範囲を少し広げてみてもいいかもしれません。
首の動きはどうなのか?
右と左で違いはないのか?
腕は上げやすいのか?
背中や腰は動いているのか?
脚まで含めるとどうなのか?
そして、どんな一日の過ごし方をしているのか?
肩こりという一つの症状だけを見るのではなく、その人の生活まで含めて体を見る。
八尾市で整体を探している方にも、僕はそんな視点を知ってもらいたいと思っています。
「肩を揉んでも戻るから、もっと強く揉んでもらおう」その前に、「そもそも、なぜここに負担が集まっているんやろ?」と一度考えてみてください。
それだけでも、自分の体を見る視点が少し変わると思います。
参考
日本整形外科学会「肩こり」
本日は以上です。
わからないことがあれば、お気軽にお聞きください。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたの悩みを聞かせてください。
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何となくしんどいから『なんか知らんけど、いつも調子良いわ!』っていう状態にする
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