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脚を組むと骨盤は歪む?デスクワークの座り方で本当に見直したいこと

執筆者の写真: たなか接骨院
たなか接骨院
2019年2月19日
読了時間: 10分

更新日:9月16日

こんにちは。


八尾市の河内山本でデスクワークから来る肩こりなどの不調を調整する整体院の田中幸司です。


本日も数あるブログの中より、当整体院のブログを選んでいただき、本当にありがとうございます。


「また脚を組んでるー。骨盤歪むで!」


こんなことを聞いたことはありませんか?


デスクワークをしていると、気づけば脚を組んでいる。

家ではあぐら。

ソファでは横向きに座る。


すると、「こんな座り方してるから、骨盤が歪んでるんかな?」と心配になる方もいると思います。


実際、始めて来院していただいた方の中にも「脚を組む癖があるんですけど、骨盤歪んでますか?」という質問をいただくこともあります。


でも僕は、「脚を組む=骨盤が歪む=体に悪い」とは考えていません。


もちろん、座り方なんて何でもいいという話でもありません。


僕が気になるのは、どんな座り方か以上に、その姿勢をどれくらい続けているのか?


そして、何故、その座り方がラクなのか?という部分です。


目次




今回は、脚組み・あぐら・横座りなどと骨盤の関係、そしてデスクワークをする方に僕が本当に気をつけてほしい座り方についてお伝えします。



脚を組むと、その場では骨盤の傾き方も変わる


まず、「脚を組んでも骨盤には何の変化もありません」というわけではありません。


例えば、イスで右脚を左脚の上に組む。


すると、左右のお尻にかかる体重は同じではなくなります。


骨盤の傾き方や体の向きも変わります。


実際に、脚を組んで座った時に、骨盤の角度や左右のお尻へかかる圧力が変わることを調べた研究もあります。


ここまでは何となく想像がつきやすい話です。


問題は、この先で、「座っている時に骨盤の位置が変わる」ことと、「骨盤そのものが歪んで元に戻らなくなる」ことは同じではありません。


例えば右を向けば、首も背中も右へ動きます。


でも、「右を向いたから背骨が右に歪んだ」とは普通言いませんよね。


脚組みも同じように、まずは「その姿勢を取ることで体の位置が変わる」と考える方が僕は分かりやすいと思っています。



昔の僕は「この座り方は骨盤が歪む」と書いてた...


実は、このブログを最初に書いた頃


脚を組む。

横座りをする。

あぐらをかく。

三角座りをする。


こうした座り方を、「骨盤が歪みやすい座り方」として紹介していました。


そして、「正座が理想です」とも書いていました。


正直、その考えに変わりはありませんが、人によって股関節や膝の動きは違います。


正座がラクな人もいれば、膝が痛くてできない人もいます。


あぐらがラクな人もいれば、イスの方がラクな人もいます。


だから、全員にとって一番正しい座り方を一つ決めること自体が難しいという事実もあります。



「悪い座り方」より「動かない時間」を見る


例えば、イスに両足をそろえて、背筋をきれいに伸ばして座ったとします。


見た目としては、とてもきれいです。


でも、その姿勢のまま3時間ほとんど動かなかったらどうでなると思いますか?


最初の10分ぐらいはラクでも、時間が経てば疲れてきます。


反対に、少し背中を丸める。

座り直す。

たまに脚を組む。

また戻す。

立ってトイレに行く。

少し歩く。


こうやって姿勢が変わる方が、ずっと一つの形を守り続けるよりラクな人もいます。


だから僕は、「脚を絶対組んだらダメ」より、「同じ姿勢のまま長時間固まっていないですか?」を気にした方が良いと思ってます。


デスクワークのお客様を見ていても、「姿勢に気をつけて、ずっと背筋を伸ばしています」という方がいます。


それでも、夕方になると腰や背中がしんどい。


それなら、「もっといい姿勢にしないと」だけで考えなくてもいいと思います。


きれいな姿勢でも、長く続けば疲れます。



何度も脚を組みたくなるなら「やめる」前に理由を考える


「脚を組まないように意識しているけど、気づいたらまた組んでいます」という方もいます。


以前の僕なら、「骨盤が歪んでいるから組みたくなるのかもしれません」と説明していたかもしれません。


単純にその方がラクなのかもしれませんし、イスの高さが合っていないかもしれません。


そして、足裏が床についていなくて落ち着かないのかもしれません。


ずっと同じ姿勢だったので、体が別の姿勢を取りたくなっただけかもしれません。


いつも同じ脚しか組めないのであれば、左右の股関節などの動きに違いがある可能性もあります。


だから、「脚を組むクセを直さないと」で終わるのではなく、「なぜ、この座り方がラクなんやろ?」と考えてみる方が良いです。


座り方は体を見るヒントになります。



僕の院では「骨盤が歪んでいます」で終わらせない


例えば、座っている姿を見て、右のお尻に体重が乗っている。


左右の肩の高さが違う。

片側へ体を向けている。


こうした違いが見つかったとします。


僕は、それだけで、「骨盤が歪んでいます」とは決めません。


座った状態で首を左右に向いてもらう。

体を左右に捻ってもらう。

腕を上げてもらう。

必要なら立った時や脚の状態も確認する。


実際には他の動作も見ていきます。


理由としては、座っている時の左右差だけでは、その人のカラダ全体が分からないからです。


そして、「右に傾いているから右が悪い」とも限りません。


仕事中に右側へモニターがあるのかもしれませんし、業種によっては右手でマウスを長時間使っているのかもしれません。

いつも左側から書類を取っているのかもしれません。


だから、骨盤の形より、その人が一日どう体を使っているかを考える必要があるんです。



デスクワークなら、まずイスと机も確認してほしい


座り方を気にする前に、仕事環境も一度見てみてください。


イスが高すぎて、足が床から浮いていないか。

反対に低すぎて、膝がお尻よりかなり高くなっていないか。

机が高すぎて、肩を上げながらキーボードを打っていないか。

モニターが横にずれていないか。

ノートパソコンを低い位置で見続けていないか。


こうした環境によっても、座り方は変わります。


イスに座る場合は、足裏が床につく。

お尻を安定させる。

肩に余計な力が入らない。

無理なく画面を見られる。


まずは、このくらいで十分です。


「背筋を絶対に伸ばす」「骨盤をずっと立てる」と力み続けなくてもいいと思います。


そして何より大事なのは以下の通りです。


時々座り直す。

立つ。

少し歩く。


簡単に言うと定期的に姿勢を変えることです。



横座り・あぐら・三角座り・正座はダメ?


床に座る場合も、「この座り方なら正解」とは決めません。


ただ、理想の座り方はあります。


横座りでは、左右どちらかへ体重が寄りやすくなりますし、それに応じて背骨も傾く場合もあります。


あぐらでは、股関節を大きく開き、背中が丸くなりやすいです。


三角座りでは、股関節や膝を曲げた状態になり、これも背中が丸くなりやすいです。


ただ、正座では、膝を深く曲げて負担ががかるのですが、腰から上は安定しやすいです。


つまり、それぞれ体の使い方が違います。


だから、長時間ずっと同じ姿勢を続けない。


例えば横座りをしていて、「右側はラクだけど、左側では座りにくい」という違いがあるなら、それも一つの情報です。


正座で膝が痛いなら、「膝を柔らかくするために我慢して正座しよう」とは考えなくてもいいです。


しびれてきたのに、「体に良い座り方だから」と無理に続ける必要もありません。


体が嫌がっている姿勢を、健康のために無理に続けるのより違う体勢に変えるなりして良いと思っています。



「骨盤をまっすぐにすること」がゴールではない


骨盤の左右差を気にしている方の中には、「左右を完全にそろえたい」と思っている方もいます。


でも、人の体は完全な左右対称ではありません。


利き手もある。

利き脚もある。

仕事の仕方も左右で違います。


研究でも、腰痛がある人では骨盤の傾きなどに違いがみられることがあります。


ただ、それだけで、「骨盤の左右差が腰痛を起こしている」とまでは決められていません。


だから僕が施術で目指しているのも、「骨盤を左右1ミリのズレもなくそろえる」ことではありません。


動きやすい。

立ちやすい。

仕事をしていても疲れにくい。

座っている途中で、同じ場所ばかり気にならない。


そういう体の方が、僕にとっては大切です。



座り方を直してもつらいなら「姿勢だけ」の問題ではないかもしれない


新しいイスを買った。

脚を組まないようにした。

背筋も伸ばしている。

それでも腰や肩がしんどい。


そんな方もいます。


そこで、「まだ座り方が悪いんや」と自分を責める必要はありません。


座り方は、体へかかる負担を考える一つの要素です。


でも、それだけではありません。


座っている時間。

仕事量。

睡眠。

運動する時間。

首や背中の動き。

脚の張り。

股関節や足首の動き。


人によって違います。


八尾市で整体を探している方にも、「姿勢を直してもダメだから、骨盤を矯正してもらおう」だけではなく、そもそも自分の体が今どう動いているのか、一度確認してもらうという考え方を知ってもらえればと思っています。



一番いい座り方を探し続けなくていい


「脚を組んだらダメ」

「猫背になったらダメ」

「骨盤を立てないとダメ」

「床なら正座が一番」


こうやって座り方を気にし始めると、仕事中ずっと姿勢のことを考えるようになってしまいます。


僕は、そこまで窮屈になるほど考えなくていいと思っています。


まずは、足が安定するイスに座る。

無理なく仕事ができる位置に机や画面を合わせる。

同じ姿勢を続けすぎない。

時々、座り直す。

たまに立つ。


これくらいからで十分です。


そして、いつも同じ側に傾きたくなる。

片側しか脚を組みにくい。

座っていると毎回同じ場所がしんどくなる。


そんな時は、「骨盤が歪んでいるから」と一つに決めるのではなく、


「なんでこの座り方がラクなんやろ?」とカラダ全体を見てみる。


昔の僕は「悪い座り方を直すこと」を重視していました。


今の僕は、その人がラクに動けて、仕事や生活に余裕を残せることの方を大事にしています。


正しい姿勢を守ることが目的ではなく、座り方を気にしすぎず過ごせるくらい、体に余裕がある状態を目指して欲しいです。



参考資料
・厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針」
・厚生労働省「健康づくりのための身体活動
・運動ガイド2023」
・Postural asymmetry in low back pain - a systematic review and meta-analysis
・Low back pain and sitting time, posture and behavior in office workers: A scoping review


本日は以上です。


わからないことがあれば、お気軽にお聞きください。


本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


あなたの悩みを聞かせてください。

悩みに全力で応えて痛みに対して全力で施術します。


何となくしんどいから『なんか知らんけど、いつも調子良いわ!』っていう状態にする

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