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腰方形筋と肩こりの意外な関係

  • 執筆者の写真: たなか接骨院
    たなか接骨院
  • 8月6日
  • 読了時間: 4分

八尾市の河内山本でデスクワークから来る

肩こりなどの不調を調整する整体院の田中幸司です。



「腰の真ん中ではなく、横だけがズーンと重い」


この感覚は、単純な腰の疲れとして片づけられがちです。


しかし、腰の横だけでなく、骨盤の高さ、肋骨の動き、胸椎、肩甲骨まで確認する必要があります。


腰の横には、姿勢と呼吸の両方に関係する「腰方形筋」があるからです。


目次


セルフケアの方法を先に知りたい方は、専門用語を使わずに解説したこちらの記事をご覧ください。


【腰の横をラクにするセルフケアの記事はこちら】


ここからは、専門的な視点からさらに深掘りします。



腰方形筋は「腰を動かす筋肉」だけではありません


腰方形筋は、骨盤上部の腸骨稜から、第12肋骨と腰椎の横突起に付着しています。


片側だけが働くと体幹を横へ倒し、左右が同時に働くと腰椎を安定させます。


さらに重要なのが、第12肋骨を固定する役割です。


第12肋骨は横隔膜の動きと関係するため、腰方形筋の緊張が強くなると、深呼吸したときに下位肋骨が広がりにくくなることがあります。


ただし、「腰方形筋が硬いから酸欠になる」という単純な話ではありません。


呼吸は、横隔膜、肋間筋、腹筋群、胸郭の可動性などが連動して行われます。腰方形筋は、その中で下位肋骨と腰椎を安定させる補助的な役割を担っています。


デスクワークでは、骨盤を後ろへ倒して背中を丸めたり、片側の肘だけを机に置いたりしやすくなります。


すると、体幹がわずかに傾きます。


体はその傾きを戻そうとするため、左右どちらかの腰方形筋を持続的に働かせます。


だから、激しく動いていなくても、座っているだけで腰の横が重だるくなるのです。



腰の横の緊張が肩こりにつながる理由


腰方形筋が、 先ほどの冒頭で記載した通り筋肉の起始・停止を見ていただいた通り肩甲骨を直接引っ張っているわけではありません。


僕が見ているのは、骨盤から胸郭、肩甲帯へ続く姿勢の連鎖です。


例えば、右側の腰方形筋の緊張が強くなり、右の骨盤と第12肋骨の距離が近づくと、体幹は右へ側屈しやすくなります。


しかし、人は頭や目線を水平に保とうとします。


そのため、胸椎や頚椎を反対方向へ動かし、上半身の傾きを補正します。


この補正が長時間続くと、僧帽筋上部、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋などが、頭の位置を保つために働き続けます。


つまり、肩こりを感じている場所は首や肩でも、負担の始まりが腰や骨盤にある場合があると考えられるんです。


また、腰方形筋は胸腰筋膜を介して、脊柱起立筋、腹横筋、広背筋などと機能的に関係しています。


胸腰筋膜の緊張に左右差が生まれると、体幹を回したときや腕を上げたときにも、動きの差が出やすくなります。


肩を揉んだ直後はラクでも、デスクワークを始めるとすぐに戻る方は、肩の筋肉だけでなく、体幹を支える機能まで確認する必要があります。



僕が確認するのは「痛い場所」より体のつながりです


腰の横が重いお客様に対して、僕は腰方形筋だけを触って終わりにはしません。


骨盤の左右差、股関節の動き、胸椎の回旋、下位肋骨の広がり、肩甲骨の位置まで確認します。


実は、腰方形筋が硬いように感じても、股関節が動きにくいために、腰が代わりに働いていることがあります。


反対に、腰方形筋を伸ばして一時的にラクになっても、同じ座り方へ戻れば、同じ場所へ負担が集まります。


セルフケアの役割は、筋肉を無理に柔らかくすることだけではありません。


「左右のどちらが伸びにくいのか」

「動かした後に呼吸がしやすくなるのか」

「体幹を傾けたときに、どこで引っかかるのか」


こうした体の反応に気づくことも大切です。


腰の横の重だるさは、腰だけの問題とは限りません。


デスクワーク肩こりが続く方ほど、骨盤、肋骨、背骨、肩甲骨を、一つの連動した構造として見る必要があります。


強い腰痛、脚のしびれ、力が入りにくい、発熱、排尿・排便の異常、急な体調不良などがある場合は、セルフケアで様子を見ず、早めに医療機関へ相談してください。



本日は以上です。


わからないことがあれば、お気軽にお聞きください。


本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


あなたの悩みを聞かせてください。

悩みに全力で応えて痛みに対して全力で施術します。


何となくしんどいから『なんか知らんけど、いつも調子良いわ!』っていう状態にする

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