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夕方の足のむくみはなぜ起こる?静脈還流・筋ポンプと肩こりの関係

  • 執筆者の写真: たなか接骨院
    たなか接骨院
  • 4 日前
  • 読了時間: 5分

八尾市の河内山本でデスクワークから来る

肩こりなどの不調を調整する整体院の田中幸司です。



「朝は普通だったのに、夕方になると靴がきつい」


「仕事が終わる頃には、ふくらはぎが張って足が重い」


こうしたむくみを見るとき、僕は単純に「血流が悪い」「老廃物が溜まっている」とは考えていません。


重要なのは、毛細血管から組織へ出る水分と、それを静脈・リンパ管へ戻す仕組みのバランスです。


デスクワークでは、この「戻す側」の働きが弱くなりやすいからです。


目次


セルフケアの方法を先に知りたい方は、専門用語を使わずに解説したこちらの記事をご覧ください。


【お尻・ふくらはぎのストレッチと日常の工夫はこちら】


ここからは、専門的な視点からさらに深掘りします。



足のむくみで重要なのは「静脈還流」と「筋ポンプ」


中学の理科でもやったんですが、心臓から足へ送られた血液は、静脈を通って再び心臓へ戻ります。


ところが足は心臓より低い位置にあるため、座ったまま動かなければ重力の影響を受けてしまい足元で血流が留まりやすくなってしまします。


そこで重要になるのが、ふくらはぎの筋肉が収縮することで静脈を圧迫し、血液を上へ送り返す「腓腹筋ポンプ」です。


下肢の静脈には逆流を防ぐ静脈弁があり、筋肉の収縮と静脈弁が組み合わさることで、重力に逆らって血液を心臓側へ戻しやすくしています。


実際、腓腹筋ポンプは下肢から心臓への静脈還流を助ける重要な仕組みです。


長時間座って足首や膝をほとんど動かさなければ、このポンプを使う機会も減ります。


もう一つ関係するのが「間質液」です。


毛細血管から組織へ出た水分の一部は、静脈やリンパ管を介して回収されます。


しかし、長時間同じ姿勢が続くと下肢の静水圧が高まり、水分が組織側へ残りやすくなります。


つまり、夕方のむくみは「老廃物が固まった状態」というより、長時間の座位や立位によって水分が下肢に貯留しやすくなった状態として考える方が正確です。


だから、ふくらはぎを柔らかくすることだけで終わらず、足首を動かす、立つ、歩くなど、実際に筋肉を収縮させることも重要になります。



お尻まで確認するのは、股関節と骨盤の動きが関係するから


足がむくむ方に対して、僕はふくらはぎだけを見るわけではありません。


デスクワークでは股関節が長時間屈曲したままになり、大殿筋や中殿筋を大きく使う場面が減ります。


ここで注意したいのは、お尻の筋肉がふくらはぎと同じように直接「第二の心臓」として血液を押し上げるわけではないということです。


僕がお尻を見る理由は、歩行そのものに関係するからです。


立ち上がる、歩く、階段を上るといった動きでは、股関節・膝・足関節が連動します。

股関節が伸びにくい方では歩幅が小さくなったり、足首を十分に使えなかったりして、結果として下腿筋ポンプを使う機会まで減ることがあります。


僕が確認するのは、お尻の硬さだけではありません。


股関節が後ろへ伸びるか。

足首が背屈できるか。

歩いたときに踵からつま先へ体重移動できているか。

左右で脚の使い方が違わないか。


こうした動きまで見て、下半身を実際に使える状態かを確認します。


「むくんでいるから、ふくらはぎだけ揉む」という見方では足りないんです。



足のむくみと肩こりは、直接ではなく「座り続ける生活」でつながる


ここは特に誤解してほしくないところです。


足のむくみを取れば、肩へ流れる血液が増えて肩こりがなくなる、と単純に説明することはできません。


僕が八尾市で肩こりのお客様を見ていて感じるのは、足のむくみと肩こりの両方がある方には、「長時間ほとんど動かない」という共通点が多いことです。


座り続ければ、下半身では筋ポンプを使う機会が減ります。


一方、上半身ではパソコンを見るために頭部前方位が続き、僧帽筋上部や肩甲挙筋などが同じ姿勢を支え続けます。


オフィスワーカーでは、長時間の座位と首・肩・腰などの筋骨格系症状が問題になっていることも報告されています。


つまり僕が見ているのは、「足のむくみが肩こりを作る」という一本道ではありません。


足がむくむほど動いていない生活が、同時に首や肩も動かさない環境を作っていないか。


ここを見ることが大切です。


だから肩こりのお客様でも、僕は首や肩だけでなく、足首、股関節、骨盤、歩き方まで確認することがあります。


セルフケア後も「むくみが減ったか」だけではなく、足首が動きやすいか、歩幅が出るか、立ったときに脚が軽いかまで確認してみてください。


なお、片脚だけが急に腫れた、強い痛み・赤み・熱感がある、息苦しさや胸痛を伴う場合は、一般的なむくみと自己判断せず、早めに医療機関へ相談してください。



本日は以上です。


わからないことがあれば、お気軽にお聞きください。


本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


あなたの悩みを聞かせてください。

悩みに全力で応えて痛みに対して全力で施術します。


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