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腰をひねると左右で違う?腰痛を見る時に「左右差」を確認する理由

執筆者の写真: たなか接骨院
たなか接骨院
2019年2月13日
読了時間: 9分

更新日:9月4日

こんにちは。


八尾市の河内山本でデスクワークから来る肩こりなどの不調を調整する整体院の田中幸司です。


本日も数あるブログの中より、当整体院のブログを選んでいただき、本当にありがとうございます。



「右には普通にひねれるのに、左はなんか動かしにくい」


「片方だけ、腰が詰まる感じがする」


普段は気づいていなくても、左右に体をひねってみると違いを感じることがあります。


では、左右で動きが違ったら、そこが腰痛の原因なのか?って疑問に思う方が多いんです。


でも、そう簡単には決まりせん。


僕の院では、腰がしんどいお客様に対して、座った状態で体を左右にひねってもらうことがあります。


でも、その目的は、「動かない場所を見つけて、そこを腰痛の原因にする」ことではありません。


目次


今回は、僕がなぜ腰痛を見る時に左右の動きを確認するのか?


そして、その左右差をどう考えているのかをお伝えします。



「右は動くのに左は動かない」は珍しいことではない


イスに座りながら出来るなら一緒にやってみてください。


両足を床につけたまま、無理のない範囲でゆっくり右と左を向いてみます。


すると、「右の方が向きやすい」「左は途中で詰まる?止まる?感じがする」と感じる方がいます。


でも、左右差があるからといって、「体が悪い」と決める必要はありません。


僕たちは普段から、完全に左右同じように体を使っているわけではないからです。


例えばデスクワークでも、右手でマウスを使う。

いつも同じ方向にある書類を取る。

電話を片側で受ける。


イスから立つ時も、毎回まったく同じ動きをするわけではありません。


日常生活そのものに左右差があります。


だから僕は、「左右差があるか」だけを見るのではなく、「その差が今のしんどさとどう関係していそうか」を考えています。



昔の僕は、左右差から原因を決めようとしていました


実は、このブログを最初に書いた頃は、「腰を左右にひねって動かしにくい方があれば、腰と背中の境目の関節がうまく動いていない可能性がある。」


そして、「それによって神経の伝達がうまくいかず、腰痛につながっている」

という説明をしていました。


ただ、今は、この説明はしていません。


理由としては、座って左右に体をひねっただけで、「神経に問題がある」「この関節が原因」と決めることはできないからです。


腰痛にはいろいろな状態があります。


筋肉や関節など体を動かす部分が関係している場合もあれば、腰以外の病気が関係している場合もあります。


必要であれば、病院でレントゲンやMRIなどで確認することをお伝えすることもあります。


僕の院で動きを確認して分かるのは、「今、この人の体にはこういう動きの違いがある」というところまでです。


分からないことまで分かったように言わないというか、言えないですし、ひねるなどの検査では推測でしかないです。


これは、昔以上に今の僕が大事にしていることの一つです。



それでも僕が左右にひねってもらう理由


では、原因を決められないなら、なぜ左右にひねってもらうのか疑問に思う方も居ると思います。


僕にとって左右差は、原因を当てるためではなく、その人の体を知るための手がかりだからです。


例えば、腰を捻る時に右はスッと動くが、左は途中から動きにくい、という方がいたとします。


そこで、「左側が悪いですね」で終わりではありません。


僕なら、もう少し見ます。


腰だけではなく、背中はどう動いているのか。

首を右と左に向いた時にも差があるのか。

腕は上げやすいのか。

立った時にはどうなのか。

脚まで触った時に強く張っているところはないか。


そうやって範囲を広げていきます。


なぜなら、体をひねる動きは腰だけで作っているわけではないからです。


腰だけを見て、「ここが硬いからです」と決めるより、その人が全体としてどう動いているかを見る方が、僕は納得できます。



「動きにくい側=悪い側」とも限らない


ここも、僕が気をつけているところです。


例えば、「左にひねりにくい」という結果が出たとします。


すると、「左が悪いんですね」と思う方が多いと思います。


でも、僕はそれだけで判断せず、人によっては普段から右を向くことが多いのかもしれません。


反対に、左側をよく使って疲れているのかもしれません。


腰ではなく、背中や脚の動きが関係しているかもしれません。


だから、動きやすい=正常動きにくい=悪いという二択にはしません。


ただ、左右差は見ます。


でも、その差に答えを決めてもらうわけではありません。


僕が知りたいのは、「なぜ、この人はこういう動き方になっているんだろう?」ということです。



デスクワークなら「仕事中の向き」まで考える


ここからが、実際のお客様を見る時に大事になります。


例えば1日8時間デスクワークをしている方でも、仕事環境は同じではありません。


正面にパソコンがある人

少し右側にモニターがある人

横に置いたノートパソコンと2画面で仕事をする人

右側に電話がある人

左側に書類を置いている人


それだけでも、一日に体を向ける回数は変わります。


厚生労働省でも、長時間同じ姿勢を続けたり、腰をひねった姿勢を繰り返したりすることは、腰への負担を考える上で見るべき要素とされています。


だから僕は、動きの左右差を見つけた時、「じゃあ、仕事中はどうですか?」や「ご自宅で椅子に座ってるときはどうですか?」という話につなげます。


検査だけで答えを出すのではなく、普段どう体を使っているかまでつなげて考えることが大事なんです。



腰痛でも、僕は腰だけを施術するとは限らない


左右差を確認した後も、「左に動きにくいから左腰だけ施術する」とは限りません。


僕の施術では、腰がしんどい方でも脚から全身を緩めることがほとんどです。


必要であれば、足首などの関節も確認します。


その後、股関節まわりから腰や背中を見ていきます。


その日の体の状態によって変えます。


大事なのは、検査で見つけた一つの結果だけに施術を合わせないことです


例えば「骨盤が歪んでいる」と言われると、それだけが腰痛の原因のように思ってしまうことがあります。


でも僕は、一つの答えにはめ込むより、「今日はどこまで動いているのか」「どこに力が入りにくいのか」「施術後に動きがどう変わるのか」を見ながら進める方が、その人の体に合わせやすいと考えています。



施術後は、もう一度同じ動きを確認します


初めて来られたお客様の場合は、施術前に確認した動きを、施術後にもう一度やってもらうことがあります。


右と左にひねる。

腕を上げる。

首を向く。


すると、「さっきよりこっちが動きやすい」「左右の感じが近くなった」と変化が分かる場合があります。


中には反対に、あまり変わらないこともあります。


その場合も、「絶対ここが原因だから、もっと施術すれば大丈夫」とは考えません。


変化が少ないという結果も、その人の体を見るための情報と考えているからです。


僕が検査をする目的は、「僕の考えが正しいことを証明するため」ではありません。


今の体の状態をお客様と一緒に確認するためです。



昔の記事で勧めていた「冷やす」という考えも変わりつつ…


以前のこのブログでは、「腰と背中の境目の動きが悪ければ、そこを氷で冷やしてください」と紹介していました。


今は、そういう伝え方はしていません。


腰がしんどい。

動かしにくい。

左右差がある。


それだけで、「冷やした方がいい」と一律には判断できないからです。


昔の僕は、「腰痛にはこのパターンがある」「このパターンならこの対処」というように、答えを分けようとしていました。


でも、実際に多くのお客様の体を見ると、そんなに単純ではありません。


同じ腰痛でも、仕事内容も違う。

体の動きも違う。

感じ方も違う。


だから今は、方法を先に決めるのではなく、まずその人を見ることを大事にしています。



「神経かな?」と思った時ほど自己判断しない


もう一つ、元の記事では「神経伝達」という言葉を使っていたので触れておきます。


腰がしんどいだけで、「神経が悪いんかな?」と考える必要はありません。


但し、腰の痛みに加えて、脚に強いしびれがある。

脚に力が入りにくい。

安静にしていても痛みが軽くならない。

だんだん強くなっている。

発熱がある。

排尿に異常がある。


こういった状態がある場合は、整体で体の左右差を見ることより、まず医療機関で確認してもらうことが優先です。


腰痛にはさまざまな状態があります。


だから僕も、「これは整体で見ていけばいい」と何でも決めることはしません。


僕の院より、先に医療機関で確認した方がいいと思えば、そのようにお伝えします。



左右差は「悪いところ探し」ではなく、体を知るきっかけ


右にはひねりやすい。

左にはひねりにくい。


そんな違いがあると、「どっちが悪いんやろ?」と考えてしまいます。


でも、僕は少し違う見方をします。


「なぜ左右で違うんやろ?」

「普段の仕事ではどう使っているんやろ?」

「腰以外の動きはどうなんやろ?」


そこからカラダ全体を見ていきます。


八尾市で整体を探している方にも、「腰が痛いから腰だけを揉んでもらう」だけではなく、自分では気づいていなかった体の動きまで確認してもらうという整体の使い方があることを知ってもらえればと思います。


腰がラクになることはもちろん大事です。


でも僕がその先で見たいのは、イスから立つ時に腰を気にしない。

仕事が終わった時に少し余裕が残っている。

休みの日に腰のことを考えず出かけられる。


そんな普段の生活です。


左右差を見つけることがゴールではありません。


それをきっかけに、「自分は普段、どんなふうに体を使っているんだろう?」と考えてみる。


腰が何度も気になる方ほど、そんな見方も一つだと思います。



参考資料
・日本整形外科学会「腰痛」
・厚生労働省「腰痛予防対策」


本日は以上です。


わからないことがあれば、お気軽にお聞きください。


本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


あなたの悩みを聞かせてください。

悩みに全力で応えて痛みに対して全力で施術します。


何となくしんどいから『なんか知らんけど、いつも調子良いわ!』っていう状態にする

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